郷土教育全国協議会のメンバーも参加した「さようなら原発10万人集会」から(機関誌637号にも掲載)

  • 2012/08/06(月) 18:03:45

「さようなら原発10万人集会」には、猛暑にもかかわらず17万人もの人々が集まった。
 よく言われるように、小さい子どもを連れた親たちの姿も多くみられた。
(写真左)
 また、参加者の幅広さを示すように、まさに老若男女の参加であった。(写真右)
横浜から来たという子ども連れ年長者も元気に「さようなら原発」

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関西電力大飯原発3・4号機再稼動に抗議する声明

  • 2012/08/05(日) 22:21:16

【声    明】
野田佳彦首相の関西電力大飯原発3・4号機
再稼働の決定に強く抗議するとともに、
原発の再稼働の撤回を求める


 野田佳彦首相は、6月16日、関西電力大飯原発3・4号機の再稼働に踏み切る決定をした。野田首相はそれを「自らの責任だ」と強調した。しかし、この決定は、「脱原発依存」を求める多くの国民にとっては、言葉だけの責任に名を借りた愚挙・愚行でしかない。
 東京電力福島第一原発事故を受け、菅直人前首相は、40年以上続いてきた原発依存体質からの転換を図ろうとした。後を継いだ野田首相は昨年9月の就任直後に、安全性が確認された原発は再稼働させる考えを明言して、時計の針を元に戻してしまった。
 多くの人々が、2011年3月に起こった東京電力福島第一原発の事故によっていやおうなく体験させられた広範囲で深刻な被害の実態を知った上でも、「責任」などという言葉を使うことのできることそれ自体に、私たちはかえって野田佳彦首相の「無責任」を感じてしまうのである。原発事故から得た教訓が乏しかったのだろう。
 首相は6月8日の記者会見で再稼働の目的を「国民の生活を守るため」「日本の経済、社会全体の安定のため」と説明した。国民生活や経済を維持・発展させるためには電力が必要ではないとは言わない。だが、福島の被害の現実に目を向けてみれば、原発による電力が「国民の生活を守るため」に必要だなどという言葉を簡単に使うことには納得できるわけがない。
 原発事故による放射能汚染で、今も多くの人が住み慣れた家を追われている。その数は11市町村で約8万6千人。そのうち7千人が20年も戻れないとの試算を政府自身が出したばかりだ(6月9日)。
 この現実をふまえれば、「国民の生活をぶち壊した」原発を「国民の生活を守る」という理由で再稼働していいはずがない
 首相は再稼働を判断する自らの責任は何かと問われると「政府の最終責任者だ」と繰り返しているだけで、その「責任」の具体的な内容は語らない。「責任」など取れるはずがないからである。それでも同じ「責任」という言葉を平然と使うことに対して、私たちは憤りを感じないわけにはいかない。
 原発事故に見舞われた地域や住民の被害や恐怖心は、一国の指導者でも背負いきれるはずがない。そんな当たり前のことに目をつぶり、経済原理優先で再稼働に進む姿には、責任感ではなく権力者の傲慢さを感じざるを得ない。
 私たちは、野田佳彦首相の日本語さえも踏みにじるような内容のまったくない空疎な「責任」という言葉を振りかざした関西電力大飯原発再稼働への判断に対して強く強く強く抗議する。
 そして、多くの市民がこの野田首相の愚挙・愚行に対して怒りを表明し、集会やデモを繰り返し、その勢いは衰えるどころか、日増しに大きな広がりを見せている。
 この「無責任な」大飯原発再稼働の決定をただちに撤回することを強く求めるものである。
2012年7月27日
                     郷土教育全国協議会